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2013年12月11日水曜日

晩秋の寂光院(じゃこういん)

寂光院 楓の小道
先週の木曜日(5日)に大原の寂光院へ晩秋を感じに行ってきました(^^) 大原といえば三千院と大原女(おおはらめ)が有名ですが、寂光院も三千院とともに大原を代表する寺です。
といってもきたくも訪ねたことなかったのですが(^▽^; 

四方正面の池
国道367号を北上すると東側にあるのが三千院で、西側にあるのが寂光院となります。
入り組んだ道を案内板を見ながら進むとひっそりと佇んでいる様がなんとも風情があります。

寂光院といえば2000年に起こった放火で本堂及び本尊が焼失したことが有名です。今どうなっているのかあまり報道されていなかったのでそれも確認したいと!

放火から13年も経っているので境内にその痕跡なんて皆無でした(^^) それよりはひっそりと佇んだ境内が印象的で、これから冬になり雪が積もったらもっと魅力的な風景を魅せてくれるような気がするお寺でした。

千年姫小松
池の辺に大きな幹だけを残しているみぎわの櫻と小さな松とともに千年姫小松というらしいです。
櫻は放火により飛び火で焼失し枯れたので枝葉を切り落として幹のみ残して祭っているそうです。
2000年といえばきたくはまだ大阪で単身赴任中でバイクじゃなく自転車を趣味として主に大阪京都間を走っていた頃。京都というものに関心が薄くて市内散策なんてしていない頃でした。その当時に寂光院へ行っていればより古の頃の事を肌で感じられたんじゃないかと少々残念です。
寂光院が放火により重要文化財の本尊を焼失してからは京都の寺院では防犯に関心が高まったのは言うまでもありません。

寂光院 本堂
再建された本堂の中には極彩色に塗られた本尊が鎮座していましたが、撮影禁止ということで撮りませんでした。ただ極彩色に塗られた本尊を見る機会ってないので違和感を覚えましたが、どの寺院でも創建当時は極彩色に彩られた極楽世界を表わしていたんだそうで、今侘び寂びを感じる寺も極彩色だったと想像すると当時の創建者達の思いと今の寺院のある意味合いって違うんだと感じますね(^^)

寂光院参道
寂光院を出て参道を歩くと、来た時とは違った目で見えますね(^^) 聖徳太子の時代に創建され後の源氏に敗れた平家を弔うことになった寂光院は歴史とともに歩んできた寺にふさわしい山寺でした。

建礼門院徳子大原西陵 参道
建礼門院徳子という名前は時折聞きますが、詳しくは知りませんでした(^0^; 平清盛の娘だったんですね(^。^; 歴史には疎いです(ーー; 寂光院の隣には建礼門院徳子を祭った墓所がありました。

建礼門院徳子西陵
ひっそりとしていてもどこか凛とした感じをうけるその場所は綺麗に手入れされており大切にされているんだとすぐに判ります。 

楓の古木紅葉
建礼門院大原西陵へ続く参道の脇には楓の古木が幾本もあり紅葉している葉も綺麗ですが、四方に伸びた曲がった枝が幾学模様のようで魅力的でした。雪が積もって白一色の中に枝という構図が頭に浮かびます(^^)b

晩秋の絵
参道近くの小川には散った楓がたくさん流れています。昨年は12月1日に花背峠で雪に降られましたのでもう晩秋というよりは初冬といった感のある山間でした。

これからは散って下に落ちた楓を狙う季節になりますね(^^) 昨年以上にいいものが撮れるといいんですけど! 


4 件のコメント:

  1. ここって放火で消失する前に一度行った記憶があります。
    確か ころべ?とかいうお地蔵さんみたいな小さいのがあった様なf(^^:)

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    1. ホォ~!ヌッシーさんも訪ねていましたか(^^) 小さいながらも有名なんですね!
      で、ころべというものを探しましたが、見つかりませんでした(^▽^;
      たぶん。。。 ヌッシーさんが日頃から他のバイクに向かって唱えている呪文じゃないかと(爆転)

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  2. 参道のお店は何屋さんでしょう?
    木の樽と電球が良い感じですねd(^^

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    1. 参道の店は漬物屋ですね!
      大原という地区は柴漬け発祥の地です。 大原にはたくさんの漬物屋があり自店で漬けた自慢の柴漬けを売っています(^^)b  

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