ページ

2011年12月1日木曜日

時に写真は真実を語らない

宝ヶ池にて
昨日は薄曇で写真を撮るにはいい条件ではありませんでした(^^; 撮った写真をモニターで確認すると靄(モヤ)がかかり全体にコントラストがありませんでした。そこでちょっとだけ画像処理を(^^;

元画像
実際にきたくが目で見たような感じに仕上げました(^^)

でもカメラでは元画像のようになっています。

きたくのカメラはオークションで8千円(^^;でもいくら高価なカメラでも人の目には勝てないのが事実。例えば百万円のカメラなら8千円のカメラよりもシャッターチャンスを逃しませんし、交換レンズもたくさん用意されています。きたくが撮れないような写真をたくさん撮れるのも事実。一番の違いは光を取り込むCCD、COMSといわれる画像素子の大きさです。きたくが使っているコンデジでは画像素子の大きさが35mmフィルムカメラの数十分の一しかありません。百万円のカメラなら35mmフィムルカメラと同等の大きさの画像素子で撮影することができます。取り込める光の量の違いはそのまま画像の良し悪しに反映されるのでプリントにした時の違いは明らかです。でもWeb上で使うなら。。モニターの解像力はプリントほど高くないので充分かと(^^;まぁ~賛否両論はあるでしょうけど。。。

宝ヶ池にて 朝日を浴びて
この画像も加工していますが、一番の違いは不要なものを消していること。

元画像
ここまですると写真じゃないと思っていますが、実際はここまでする方が大勢いると思っています。

フィルムでプリントする時でも色調の調整はしていました。それはフィルムは色温度に影響されるので朝晩光が届かないところは色温度が高くなり青く写ります。光が届いているところは色温度が低くなりオレンジ色に写ります。よって色調整をするのですが、不要なものを消すという行為は賛否両論です。
きたくは。。。否ですが、実際には少しやってます(^◇^;

デジタル技術は進歩してカメラもアナログからデジタルになって画像処理が身近になりました。高価な画像処理ソフトも意外と浸透しているんですね~ きたくもライセンス持ってます(^^)v

写真展など大勢の方の人の目に触れる作品といわれる写真でこのような処理をされるとそれは嘘だと個人的には思います。でも作品となった時点で撮影者の世界となり許されるという説もあります。フィルムカメラで撮影する時はファインダーの隅々まで確認してゴミがあればその場所まで行って取り除き、無理な場合はその場所を避けるようにカメラを調整したりしていました。でも画像処理が安易になるとそんな事はせず、パソコンで処理しちゃうんです。時には人を抹殺しることも。。。(ーー; 今はデジタルへ移行する過渡期なので今後は明確な指針が出てくると思います。

それとデジタルカメラのラチチュードは狭いということを認識している方も少ないと思います。ラチチュードは露出寛容度とか色再現範囲なんて言葉で表されます。ネガフィルムは+1.5EV~-2.5EVの範囲で色再現されますが、ポジフィルムやデジタルカメラでは+0.5EV~-1.5EVぐらい(個人的な感覚です)と感じます。よってデジタルカメラで撮影される時にはカメラ背面にあるモニターで露出を確認しながら撮影される事が必要かと思います。もちろんカメラのモニターとパソコンのモニターと感覚的に合わせないといけません。通常は色管理されているのでとんでもなく違うということは無いと思いますが、自作パソコンなどでは色管理されておらず、自分のパソコンと他のパソコンで見た時に色の違いが極端に出ることもありますのでご注意を(今はそんなことないと思いますが)
もうひとつデジタルは劣化しないというのも嘘です。撮影した画像を画像処理ソフトで弄ると劣化します。jpegで保存すると常に圧縮するのでこれも劣化していきます。元画像は残しておくことがいいと思います。




2 件のコメント:

  1. 画像処理に詳しいようですね?d(^^;)
    勉強になります。 で、きたくちゃんのアタマはフサフサに
    処理してるのでしょうか?(爆修)

    返信削除
  2. >ヌッシーさん
    画像処理に詳しい。。。  デジタルはあまり詳しくありません(^^)
    アナログといわれるネガ、ポジフィルムからのプリントが以前の本業でしたので色を出す、調整するということに関しては詳しいっす(^^)b
    一応全国的に名のある写真家からの注文も受けていました(^^)v

    返信削除